こんにちは。コーディネーターの渡邉です。
先日、忠臣蔵でおなじみの赤穂浪士のお墓がある、東京の泉岳寺まで、赤穂浪士さんのお墓参りに行ってきました。
子孫でもなんでもないのに、なぜお墓参りに行くのか、それは忠臣蔵が好きだから。
父や祖父が、年末になるとずっと忠臣蔵のドラマ観てましたし、いや、あの頃は各家庭でおそらく、5時間も6時間も放送されている忠臣蔵のドラマをずっとは観れなくても、要所要所観て今年も面白かったなぁ、いや、去年のが大石内蔵助よかったで、など言い合って観られていたのだと思います。
兵庫県民で、赤穂市も身近なので、赤穂市の大石神社にも行ったりしましたが、47士がそのまま眠っているという、泉岳寺のお墓参り行かないのは赤穂浪士ファンとしてまだまだファン度が足りないと思い、行ってまいりました。
主人と2人。
泉岳寺駅降りて徒歩3分位で到着。
赤穂浪士の墓地の方に入るときに、線香代を渡し、お線香の束をいただき、浅野内匠頭、瑤泉院様(浅野内匠頭の奥様)、赤穂浪士全員のお墓にお線香を供え、お参りができます。
堀部安兵衛さんのお墓を写真撮影してたら
「堀部安兵衛のファンですか」と
話しかけてこられた、鼻ピアス、金髪、マツエクバリバリ、両腕に沢山のタトゥーという、私の友人にはいないタイプのお姉様。
こちらがぎょっとしながらも、堀部安兵衛さんがやっぱり好きでと伝えると、そこからどんどん赤穂浪士の話を掘り下げてくださり、知らなかったことも沢山教えてくださいました。
ボランティアガイドさんでした。
人は見かけで判断してはいけないと言いますか、一見、まったく違う世界に生きてそうなそのお姉様が、私より赤穂浪士がお好きで、詳しくて、一人一人に尊敬の念を抱き、忠実にこの討ち入りについて語ってくださる、なんて素晴らしい方だろう、そして沢山観光客はおられるのに、なぜ私たち夫婦に話しかけて下さったんだろうとありがたく思い、20分近くお話を聴き、泉岳寺に行く前より深く、赤穂浪士に尊敬の気持ちを持ち、赤穂浪士ではなく「赤穂義士」なんだと。
そして、47士ではなく48士なんだと、沢山学べた大切な時間になりました。
私は、忠臣蔵好き好きと言いながら、何にもまだまだ知らなかったと、ちょっと恥ずかしい思いにもなりましたし、
やはり
いろんな世間を観て、まだまだ小さい自分に気づき、人から吸収することの大切さを学んだ出来事でございます。
いま、いろんなコンプライアンスの関係で、討ち入り、仇討ちという意味が強く出てしまう、忠臣蔵をTVではなかなか取り上げづらいとされているようですが、
恩や絆を大切にした、日本の美しい歴史は正確に語り継いでいかないといけないなぁと思い、完全に私的な想いですが、ここにも書かせていただきました。
歴史を感じながら、新しく学べたことや、来たかった場所に来れたことで、満足しながら泉岳寺を出た所で、私と同い年くらい(アラフィフ)の女性とそのお母様らしき方がおられ、その私と同い年らしき人がずっとお母様(だと思われる人に)
「何回言ったらわかるの?」
「私をこれ以上怒らせないで」
と何度も怒鳴ってらっしゃって、お母様(らしき人)はうつむいてなにか、ぼそぼそ言われている感じがあり、その横を通り過ぎながら、何があったかはわからないけれど、あんな風に皆の前で怒らなくても。。と思いつつも
「私も、父にあんなふうだったなあ」
「レストランでも、スーパーの中でも父に怒鳴ってしまい、怒鳴りながら涙していた時があったなあ。主人やおばに、なだめられてたなあ」
と思い出しました。
その親子さんは、どうかわからないですが、私は母を亡くしてから、身体がうまく動かない父との関係に悩み、しんどく、自分の心が壊れそうになるギリギリのところで、父にイライラをぶつけてしまってましたが、今考えると、不自由な体で、妻も亡くし、高齢の祖父(父の父)とも一緒に暮らし、寂しさも不自由さもひとしおの中、頼りの娘に、何かある事にイライラされてた父には、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
私にはそんな私を
「イライラしてもしょうがないよ、めぐみさんは頑張ってるよ」
と言ってくれる親戚や主人や友人が沢山いましたが、それでもやっぱり、怒ってしまった後は、反省もしましたし、それでも、私に不器用ながらも愛を注いでくれる父が愛しく、大好きでもありました。
あの女性も、きっと後でとっても反省されるだろうし、自分で自分が嫌いになる事もあると思いますが、お母様と常に仲直りして、癒しあえるお時間があればと祈るばかりです。
おせっかいではありますが。。。
子育て・介護、様々な場所で、どちらにも感情があり、いつも穏やかにはいられないと思いますが、つながりあってる大切な時間を後悔のないように過ごす事が、大切なんだなあと、改めて思った出来事でした。
さてさて、涼しくなったり、また暑くなったりの季節ではありますが、様々なことで思い悩むことも多いこの世の中、リフレッシュの為にも、自分自身の好きなことに使う時間も大切にしながら、健康的に秋を過ごしていきたいですね♪