なべめぐドすっぴんブログ第27回♪

こんにちは、
コーディネーターの渡邉です。

夏ってこんなに暑かったんやなぁ、という日々が続いてます。

わたしは、野球観戦が好きなので、もちろん夏の甲子園、全国高校野球選手権大会が、楽しみなのですが、地方大会でも熱中症で救急搬送される選手も出ていますし、甲子園も2部制にされるなど、対策を練られたとしても、どんなふうな大会になるのか、選手や審判、大会関係者の皆さんの、安全管理が、本当に年々心配だなぁと思う毎日です。

今年はその前に、パリオリンピック・パラリンピックもありますね。
観る方としては、楽しみが詰まった夏ではあるのですが。。

私と主人、どちらもの親が亡くなり、私達より高齢な身内として
もちろん、叔父、叔母などはいるものの、自分が直接心配しないといけない身内としては、特別養護老人ホームで安全な暮らしを送れている、祖母だけですので、こうなってみてこそ、こんな暑い中に、父や母も生きてなくて良かったよと、寂しさよりも安堵感がある日々です。

自分がそうなってみてこそ、周りの方々の、子育ても含めた家族との向き合い方についても勝手にですが、考えさせられることがたくさんあります。

遠く離れた親の病気のこと、
折り合いがよくない親との今後のこと、
子供と縁をきっている高齢女性のこと、、
10人いれば10人、抱えていることは違い、SNSで繋がっている人たちが、発信していることを見ると、あたかもみんな幸せで、楽しそうで呑気でいいなぁと、人を羨むことも多いかもしれませんが、ほんとは誰しも乗り越えていっていることがあって、
だからこそ、楽しみや幸せを見つけて、作り出して、SNSで記録としても発信している人も多いのでは、、
と思う日々です。

そんな中「家族じまい」という
桜木紫乃さんが書かれた本を読みました。

昔、結婚を反対されてから、ほぼ連絡をとってない親と、急に向き合うことになった女性が、主人公として最初に出てきますが、読み進めると各章で、それぞれ主人公が変わり、その最初の主人公から見た親のこと、妹のこと、次はその妹から見た親のこと、姉のこと、次は親から見た子ども達のことなど、どんどん、立場と見方が変わるという構成になってます。

家族だけではなく、もちろんどんなことも、立場、見方によって、真実はひとつでも、大きく感情や判断は変わるものだということを、わかっていてもなかなか、普段の生活や、物の考え方に、それを取り入れられていないなぁということを、痛感させられます。

親を人より少し早めに見送り、仕事でも、お仕事紹介ということを通してではありますが、ご相談いただく方々の、様々な家庭背景やご自身の体調、お悩みのことなどをうかがう日々ですので、友人、知人から何かを相談されたり、報告を受けても、ついつい、その場合はこうかもよ、こうしたら?などと、求められてもいない提案、あつかましいアドバイスなどを、してしまうこともありますが、冷静に考えて黙って聞かせてもらうだけで、ほんとうは良かったのかもしれないと、反省することもしばしばあります。

でも思い返すと、今から考えると、自分がとても辛かったとき、母の余命を、ドクターから一人で聞かされた時、もう助からないと聞いて、母が初めて私の前で泣いた時、父との向き合い方に戸惑い、自分まで心を壊しそうだった時、

やっぱり、聞いてもらうだけではなくて、経験談からアドバイスをくれた人達の言葉は、場面は違っても、いま、自分が生きる上でも、忘れられず刻まれて生かされていることが多いです。

小説、「家族じまい」を読みながら、どの立場で、ひとつの事象を考えるかで、感情も解決法も違うけども、やっぱり意地をはらず、ちゃんと向き合って、自分の立場での考えを正直に話して、相談し合って、折り合いをつけていくことが大事だし、何人も絡むと中には、そっぽを向いたままの人もいるけれど、そういう時は、弁護士さんなり、行政なり、専門家にちゃんと入ってもらって、全員が少しずつ妥協してでも、ベストは無理でも、ベターな雪解けをしていくことが、大事なんだなぁと思います。

漠然としたことを長々書いてしまいました。

写真は、この時期になると、各地の神社に出現する茅の輪です。
毎年ではないですが、行ける時は行ってるという私にとっては、ちょっと気になる行事なのですが、

今年も、今年になってから骨折して大変だった友人と行ってきました。
これは、半年間で心身に付着した罪や穢れを祓い清め、無事に過ごせたことに感謝し、残り半年の無病息災を願う伝統行事ということで、しきたりに基づいてくぐる「茅の輪くぐり」と呼ばれるものです。

早いもので、2024年も半年過ぎました。

下半期も、もちろん、しんどい日もあると思いますが、少しでも心身穏やかに過ごせることを願いながら、元気に茅の輪くぐりができたことにまず感謝して、今回のブログを締めくくらせていただきます。

メディカリズム編集部

投稿者: メディカリズム編集部

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