弊社夏期休暇のお知らせとなべめぐドすっぴんブログ第16回♪

こんにちは。コーディネーターの渡邉です。

むちゃくちゃ暑いですね。
地球温暖化ではなく、地球沸騰化、
わかる気がします。

私の若い頃は、
オゾン層の破壊がどうのこうのと、よくニュースになってましたが、最近はもうそれも聴かれず、もう少し、本当は沸騰化を止めることを、一人ずつが勉強しないといけないのでしょうけども、本当に命を守るために必死になってしまいますね。

私達の若い頃は、、と先程書きましたが、それこそ、大学生〜20代半ばまでは、そこそこ日焼けすることも流行り、毎年何回も海に行ったり、あまりちゃんと日焼け止めも塗らず、日傘なんて見向きもせずきたので、ここ数年の暑さでも、日傘を買うことを考えてもなかったですが、さすがに一昨年、日傘を購入し、夏にありがちな、ゲリラ豪雨にも対応できる晴雨兼用傘を快適に使いこなすようになりました。

先日、朝の8時過ぎに、10分程だけ多めに歩いたのですが、気を抜いて、ちょっと間だし、朝だしと、日傘をささずに出かけたら、案の定熱中症になり、仕事を午前で終えて帰るくらい、嘔吐や頭痛に悩まされました。
自分が弱くなってることもあると思いますが、本当になめてたらあかんなぁと実感です。

外でお仕事をされている方に、本当に頭が下がる思いです。

そんな暑い暑い8月、弊社も夏季休暇をいただきます。

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8月11日金曜の山の日から
8月15日火曜まで、休暇をいただきますので、
その間は、会社も留守番電話対応をさせていただきます。
ご不便おかけしますが、何卒ご了承くださいませ。
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みなさんもそれぞれの夏の過ごし方をされるかと思います。

私も夏といえば、で、甲子園球場での高校野球観戦は、今年は1日だけですが行くつもりです。
ほんとは、8月1日にあった女子高校野球の決勝も観に行きたかったですが、仕事休んでまでは行けず、残念でした。皇室の佳子さまも観戦されたそうです。

女子も甲子園球場で決勝が行われる、そして、男子も甲子園球場での高校野球の開会式、プラカード持ちのオーディションを受けれるなど、令和になり、時代を反映した変化が、どんどんと広がってきてますね。

ジェンダーレス、多様性、様々な表現がありますが、金子みすゞさんの詩でも有名な「みんなちがって、みんないい」だと本当に思います。
そういったことがどんどん広がっている令和ってすごいなあと思っている中、最近、私が衝撃をうけたのが
「ハンチバック」という市川沙央さんが書かれた小説、そうです今年の芥川賞受賞作。
その中身と、作者のユーモアセンスと少し毒のあるお人柄に「みんなちがって、みんないい」をとても感じました。

いつもは芥川賞、直木賞受賞だからと言って、その本を買うという行動はしないのですが、今回は市川沙央さんの、受賞のあとのインタビューでの受け答え、言葉のチョイスが、なかなかパンチが効いていて、この方の書く本が読みたい!と思いました。翌日には、書店に行き、一冊だけ残っていた本を購入。

中身、これまた、パンチが効いてました。まったく内容は違いますが、宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」も観たかたのなかで(私も観ましたが)感想、受け取り方が十人十色のように、きっとこの本を読まれた方の感想も十人十色すぎるくらい、マチマチだと思います。

主人公は、市川沙央さんご自身と同じ、重度の障がいがある40代女性です。

ここには書けない、際どい表現だらけの本です。
ただ、医療業界の隅の隅かもしれないけども、関わらせていただいている私は、読んで良かったと想いますし、医療職の方に読んでいただいて感想が聞きたいと思いました。
私の弟は、障がい福祉のNPO法人の理事をしているので、もちろん弟にも読んでもらいたいと思いました。障がい者さんの「性と生」あらためて、様々な思いが心にずっしりと刻まれました。

外に出ても暑いので、この夏もたくさん本を読みたいと思っています。
そして、暑いので(何度も書きますが)マスクもしんどいなと思ってました。
ただ仕事柄、医療職の方にお会いするときは、もちろんマスク必須ですし、会社の中も必須だったのが、8月から自由になりました。TPOを考えたつけかたということで。

そうなると、、なんというのでしょうか、3年ぶりに顔をさらすのが恥ずかしくなり、1年ほど前、探偵ナイトスクープでやっていた、思春期の女の子が彼氏の前で、マスク外すのが怖いという気持ちがわかるくらい…

暑いから外したいのに、外せない、モゾモゾ、、みたいな変な感覚になりました。

でも暑さに敗けて外してます。これも命と健康を守るためです。

はずすもはずさないも自由、どんな考えも、みんな多様性で、理解できなくても、認め合って生きていける令和の良さを、これからも噛み締めて歩んでいきたいと思った夏でした。

健康的に、夏を楽しみたいものですね!

なべめぐのドすっぴんブログ第15回

こんにちは。
コーディネーターの渡邉です。

2023年も早いもので
上半期が終わりましたね。

あんなに盛り上がったWBCからもう3ヶ月以上が経ってます。

今年こそは○○しようと、毎年元旦には想いますが、半年過ぎると、あ~あと半年では無理やなぁと開き直る。それを何年、いや、何十年続けていることか。

まわりでも、アラフォーになってから、アラフィフになってから新しい資格取得や、新しい目標に挑戦する人が増えました。とても感化されます。感化だけされます。

それでも私はあいも変わらず、土曜にはモーニング食べに出かけたり、映画を観たり、ときには野球観戦したり。
日曜は、身体を休めるという名目で、ダラダラダラダラ近所に買い物に行く以外は読書して昼寝して家事を少ししての、内科の主治医から「運動してないよね」と核心をつかれる状況。
血液検査では、しっかり「更年期」を表すようなコレステロールの数値が出てきていたようで、「やっぱり運動ですよ」と言われてしまいました。
週ごとの目標歩数をクリアすればポイントがたまり、15ポイントたまれば、自動販売機のペットボトルが1本無料になる、Coke ONというアプリもしてるのですが、ただ歩くだけではやはり運動とは言えないですね。

友だちたちは、3年前までは、実家のこと、父のことで、ほんとにバタバタしてた私を見てくれていたので「やっと自由時間増えたんやから、ゆっくりしててええんやで、好きなことしたらええんやで」と言ってくれますが、それももう、3年超えてると、どうなんだろうと気持では焦ってます。

独身の頃もそう言えば、平日は今では考えられない時間まで残業して、金曜は飲みに行って、終電無くなったら朝まで歌って、土曜はまた昼から出かけて、夜中に戻って日曜は寝るという日々に、これではいけないと思い、花嫁修業のようにプリザーブドフラワーを習いに行ったことがありました。

でも、それも、プリザーブドフラワーを習うより、先生とお話して、お茶して、がメインになり全く上達せず、お金だけかける(プリザーブドフラワーは材料費が高いですよね)という日々で、前職で県外転勤になったことを機に辞め、そこからは全く手つかずです。

何かに頑張れる人と、私の脳は何が違うんだろうと、ほんとになにもかもが中途半端、ラクな方を選ぶ自分を、大げさでもなくちょっと恥じながら生きています。

しいて言えば、これを読んでくださってるかたの中にも、同じような想いのかたもおられると思うので、これを発信することで、大丈夫、頑張らなくても生きていける、を伝えるのが使命かとおもっています。

たしかに、父と向き合っていた日々は、わたしは頑張っていたので、きっと、なにかしら必要なときがきたら、みんな頑張れるのです。その経験は、とてもいま、自分の糧になり、仕事にも活かせてるかなって思っています。

人生って、どの視点から考えるかによってほんとに違ってしまう。そんなことを如実に考えさせられる映画を観ました。

カンヌ国際映画祭で脚本賞もとられて話題になってる「怪物」です。

そして、考えさせられる本も読みました。「52ヘルツのクジラたち」です。

これから怪物を観られる方も、52ヘルツのクジラたちを読まれる方も沢山おられると思うので、ここで多くは語れませんが、日々起こることは、それぞれの目線によって、捉え方は大きく違う、ということを本当に学びましたし、衝撃をうけました。

そんな私が先日、平日に休みがとれたときに、友人に誘われて裁判傍聴に行きました。人生初体験でした。

これこそ、弁護側、検察側、全く意見は逆ですし、証人さんも、それぞれ見解が違うし、犯人以外(殺人事件の裁判でしたので)知り得ないことにそれぞれの立場から、どう辿り着くのかを考えゾクゾクしました。もし、若い頃に、裁判傍聴を体験していたら「検事になりたい」と思ったかもしれません。
が、ほんとに思う人なら、この年齢からでも勉強するでしょうね。

私の口癖「生まれ変わったら○○したい」がここでも発揮されてしまいます。なかなか平日に休みはとれないですが、またとれたら今までは、休日には混んでいる観光地に平日出かけよう!とあちこち出かけてましたが、これからは裁判傍聴に一人でも出かけることが増えるような気がした出来事です。

さてさて、暑い夏が本格的に始まります。もうマスクはしたくないなぁ、と思っているのに報道でも、そして、まわりからの報告でも「あ~コロナ、第9波きてるよな」と思う日々の中、やはりマスクは手放せません。

お子さんは、コロナだけではなく、いろんな感染症が流行ってますね。ご家族も心配だし、誰かが仕事を休まないといけない日々で、私のこの映画観たや、本読んだや、裁判傍聴行ったりが、のんきで暇人間で羨ましいなと思われることと思います。

私も父が生きてる頃は、車椅子おしながら、実家を2時間かけて掃除しながら、友だちのSNSを観ては、あ~お母さんとお出かけとかいいなぁ、子供と旅行羨ましいなぁ、ってひたすら思っていました。

夫婦で、田舎暮らしとかでテレビに出てる人を観たら「もし、この人達に高齢の親がいるなら、その親をみてくれてる兄弟姉妹がいるんじゃないのか、だからあなたたちは自由に住みたいとこに行けるのではないか」と、うがった見方をしていた頃もありました。

病気して、食べたい物がなかなか食べれないときに、癌と闘ってた母は、グルメ番組を観るのが嫌いになっていました。あんなにグルメに詳しかったのに・・・。

人は、それぞれの立場で、いろんなしんどさを抱えている。ひねくれてしまうことだってある。受け入れられないことも増える。一人で苦しむのではなく、大事なのはそれを共有できる、信頼できる人を大切にして、少しでも吐き出すことで、10のしんどさを6くらいに軽減するということですね。

話は戻りますが、映画「怪物」を観ると、観た人と、この映画について、どんどん語り合いたくなります。どの映画もそうかもですが、この映画は特別、その要素が強いと思います。

そして、その結末の捉え方も、人によって全く違います。十人十色、だからこそ、人は、人生はおもしろい。自分と違う考えの人とも、楽しく会話できるニンゲンになりたいと、よりいっそう思った上半期でした。

暑い夏、心だけでも元気に
乗り切っていきたいですね♪

なべめぐのドすっぴんブログ第14回

こんにちは。
コーディネーターの渡邉です。

本日は短めにお届けします。
おススメの本のお話。

私は、このドすっぴんブログの前に、
遠隔介護ブログを書かせていただいておりまして、実家の父や祖父との奮闘記をこちらでアウトプットさせていただいてました。

書くきっかけとなったのは、弊社先輩社員の子育てブログがそもそもありまして、子育てと仕事の両立をされている方への励みになれば、という思いもあったと思うので

私も介護などをされながら、仕事をされたり、それがきっかけで仕事を諦める方たちに、なにか「自分だけじゃないんだ」という思いで、少しでも私のどんちゃん騒ぎの遠隔介護の日々が、そういう方々の励みになればと思ったことが始まりでした。

そういう自分が今回、弊社顧問の楠本に「あなたなら1日で読めると思う、ほんとにおもしろくて、痛快な本だから」と勧められ貸してもらったのが

芸人さん、にしおかすみこさんの「ポンコツ一家」です。
きっともう読まれた方もおられると思いますが、ほんとにわたし、仕事帰りの1時間の電車・バスの中で読み切りました。

文字が大きいとか、文章が少ないではないです。とにかく、痛快な介護の日々なのです。

でも想像すると、地獄です。描き方は、リアルでさすが芸人さんの笑える表現もまじえながら書かれてますが、とにかく地獄絵図のような、家の汚さ、お風呂に入らない家族、いろんな問題が山積みです。

ポンコツ一家と公言する以上に、ひどい言葉で家族をなじってたりも度々あるにしおかさん。ですが、愛があります。

もう少し早く、あと4年位早くこの本が発行されて、読ませていただけたら、もっと私の心が楽になったこともあったかもと・・・
自分にもあった、地獄のような実家の掃除の日々を思い出しながら読んでましたが、コロナ禍だからよけいに、大変さが重なったこともあることを描かれていたので、今だからこそ発信できる内容ばかりだということもわかります。

医療・福祉の現場におられる方々にも、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。

もしドラマ化されることがあれば、ご自身で演じていただきたいとも思いました。
にしおかすみこさんの、表現力、頭の良さも感じます。

そんなお勧めの一冊です。
読まれた方のなかに、救われる方が沢山おられると思いましたが、まだまだにしおかさんの介護の日々は続くので、にしおかさんも沢山の方が読まれることで、きっと救われてらっしゃるんだろうなと感じました。

なべめぐのどすっぴんブログ(第13回)

こんにちは、コーディネーターの渡邉です。

すっかり初夏になりました。
GWは暦通りに休ませていただいたので、姪っ子たちと公園で大きな滑り台を滑ったり、東京から帰ってくる友だちも交えて、同級生たちと遊んだり、主人と、平等院鳳凰堂に行ったりなど、おもいきりリフレッシュをいたしました。

特に、平等院鳳凰堂とその周辺散策の日は
宇治の本場の玉露を味わったり、人気のカフェで映える写真を工夫したり、

(写真はその一部です)
とっても楽しく、宇治最高!と想いながらの帰り道で、これだけでも心に残る日なのに帰り道、普段あまり降りない駅、京阪中書島で乗り換えをした際、スマホ見ながらとかでもないのに、普通に歩いたのに、電車とホームの間に左足を突っ込み、身体半分がハマってしまって、右足と右腕で耐えて後ろのかたや、先に電車に乗り込んだ主人に引っ張られ、なんとか電車を遅らせることもなく、奇跡的に怪我もなく、靴も落とさず、持っていたトートバッグが少し汚れたくらいですみ、そのあとの電車の中は、車内のみなさんが、私を笑ってる気がして、恥ずかしいものの自分でも笑えてきて大変でしたが、それでも、誰にも大きな迷惑かけず、自分も怪我なくですんで良かったなぁとあらためて想います。

お子さん連れのかた、お年寄りのかた、身体が不自由でらっしゃる方々も、こうゆう危険も
もちろん日々あると思うので、道歩くのも、電車乗るのも、本当に気を使われてるだろうなぁと想いました。

わたしの場合はただの不注意ですが、、、

私自身も、父の車椅子をおしていた頃は、バリアフリーじゃなくて行きたいお店に行けなかったり、行けてもトイレが狭かったり、使いかたがわからず(最新すぎて)父がトイレから叫ぶ声が聞こえたら、男子トイレでも入らないと行けなかったりと、ほんとにハラハラしっぱなしでした。

思えば今回のGW、心身がこんなにリフレッシュできたのは、両家の両親もすべて亡くなり、法要もすべて一旦落ち着き実家の空き家問題は弟が色々工夫してくれ、心配が少し減っていることが関係しているかもしれないと感じています。

でも、生きている限りなんの心配ごともない人なんていないとは思うので、自分だけがしんどいわけでもないですが

もちろんプライベートの心配ごとが減っても、仕事で抱える問題や不安もありますし、そういう日々の抱えてることから少しでも何か逃避できる時間があることの大切さを、歳を重ねるごとに、実感するようになりました。

人生で、行ってはいけないと思った道に行ってしまって、後悔されているかたのドキュメントなどをTVで拝見すると、「相談できる人がいなかった」「親は頭ごなしに怒るから」「友だちもいなかった」など、誰かに本気で相談できてたら違ったという、ここだけ聞くと「人のせいにしたらいけないよ」かもしれないですが、本当にそれは、一番の原因なんだろうな、
苦しくても、そっちの道を選ぶ人と選ばない人って、相談できる人がいるいないの違いは大きいんだろうなぁと想います。

私は小学生の頃、父が大きな交通事故を起こした日と、祖父が血を吐いて(お酒の飲み過ぎで)病院に運ばれた日が重なり、家に帰ると祖母も母もいなくて、弟と二人でどうしたらいいかわからず(多分すぐに叔母か叔父が来てくれたとは思うのですが)通学していた小学校に電話し、担任の先生に話を聞いてもらいました。

そこで何を言われたかは覚えてないですが、きっとそこからの記憶がないのに『担任の先生に電話した』という行動だけ覚えているということは「なにかしら、先生の声を聞いて安心できたのかな」と思います。

そのあとも、その時々に関わっていただいた、学校の先生に助けられたエピソードも多く、
田舎・・・小学校は1学年1クラス、中学校は
1学年2クラスで育ったからこその、先生との距離の近さも良い思い出になってます。

子供の頃は仲良いからこそ友だちには話せないこともありますもんね。

成人してからも、母の友人が相談に乗ってくれたり、姑に話したり、アウトプットが好きだからこそ乗り切れたことも多く
もう、今は自分が、誰かにとって、「あなたに相談してよかった」とおもえる人にならないといけない年齢なのに

二十歳の頃に誓った「話しかけやすいおばさんになる」には程遠く、バタバタして、「いま、あの人に話しかけたら・・・」くらいの顔して働いているときもあると思うので、ほんとに反省の毎日です。

そして、私にはまだプライベートで気がかりなこと:施設にいる認知症の祖母になかなか会いに行けてないことについて、オンライン面談なら出来ると施設のかたから言われたものの、私のことも誰かわからない祖母とオンラインで面談しても(しかも平日しか無理なので)
なにをどうしていいかわからないと思い、コロナ禍で1年くらいは(その前は一瞬の挨拶くらいはできていたので←祖母は私を誰かはわかってませんでしたが)会えてないので、そろそろ私をわかってくれなくても、手を握って、おばあちゃん、また外にごはんに行こな、おばあちゃんの妹に会いに行こうなて、伝えてあげたいと思います。

どうかどうか新型コロナウイルスが5類になったことで、会いたい人にちゃんと会える、後悔なく過ごせる人が一人でも増えますように。

最後にもうひとつ。
GWに観た映画です。

役所さんと菅田さんの演技が圧巻過ぎましたが、宮沢賢治さんの本を、宮沢賢治さんの生涯とその家族の想いを知れた今、もう一度読み直したいと思いました。

この映画を観ると
「雨にも負けず」の詞は、出だしだけで泣けてしまうようになります。
心を洗いたい、そんなかたにオススメの映画です。

ではでは、暑くなりそうな夏ですが、とにかくリフレッシュしながら、無理にでも、心身休ませながら、少しでも元気に乗り越えられますように。

なべめぐのドすっぴんブログ(第12回)

こんにちは、コーディネーターの渡邉です。

先月、心電図セミナーの報告ブログを書かせていただいたときには、これからWBCが楽しみと書かせていただきましたが、この一ヶ月で、ほんとうにあんな偉業を達成されるなんて、まだ何日たっても夢のようで余韻に浸る日々を過ごしております。

生まれながらの野球ファンの私は、このWBCで何より、普段野球を観ないかたからもWBCのお話で声掛けいただいて会話ができたり、高校野球時代から応援してきた大谷翔平選手が、ご自身の目標の1つであるWBCでMVPを獲るということも達成されたり、個人的に応援している中野選手、山川選手、湯浅投手、宮城投手も、それぞれの立場で、優勝に貢献する働きをされていたり、年長者のダルビッシュ投手の自分の時間を割いて、後輩やチームのためになにができるかを考えて動かれている姿を学ばせていただいたりなど、ほんとにあげればきりがないほど、WBCで学んだこと、楽しませていただいたこと、感動の数々があります。

大谷翔平選手は、2012年のドラフト会議で日本ハムファイターズに1位指名されました。そのすぐあと、私はワークステーションへの就職が決まり、今のコーディネーターという仕事に初挑戦することになりました。

なので勝手に同期だともおもっています。
同期といえば、そのときに同じく今はメジャーの鈴木誠也選手や藤浪晋太郎投手も、その年に指名されてるので同期だとおもっています。
なので、大谷選手、藤浪投手、鈴木選手の活躍には勝手に刺激をうけております。

そんな厚かましい私も、ワークステーションで、まる10年を迎え、10年の永年勤続表彰をうけました。

前職でも10年永年勤続表彰をうけたときに、あっという間だったなぁと振り返った記憶がありますが、今回は年齢も重ねている分ひとしお、よく10年も続けさせてもらえたなぁと想います。

かんたんに「周りの方々の支えのお陰で」とは言えないくらい、上司、同僚、後輩に恵まれすぎるほど恵まれ、主人の支えもあり、そして何より、ご縁をいただいたご登録スタッフさんに支えられて10年勤続できました。

大谷投手に刺激をうけたとて、じゃあ彼のように何歳でこうなりたい、最終こんなことがしたい、こんな自分でありたいなどは、恥ずかしい話、全くなく、高血圧や橋本病やその他諸々、小さいながらも様々な身体の不具合での通院も重ねながら実家のあれやこれやもありながら、というなかでは

とにかく、毎年年度末に、今年も勤続できたと、ほっとできるタイミングがもてることこそ私の毎年の目標なので、クリアは今のところできてます。

誰もがそんな崇高な目標なんてもてるわけでもないし、活躍する著名人の成功体験を聴いたり、賢く生きるためのヒントの本を沢山読んだとしても、すべて実行できるわけでもなく、生きてると、日々起きる大小の問題や、思わぬアクシデントも、とにかく乗り越えながら、何か楽しみを見つけて、少しでも心休まる日があるようにと、それが目標でもいいのかなと、ここ数年は特に思うようになりました。

40代から新しいことに挑戦する友人をみて焦ったり、子供の成長を喜ぶまわりをみて、あ〜私は子育てしてないから負け犬(←私が20代のときに流行った本からの言葉です)やなぁと卑屈になったりも以前はあったものの、誰もがなにかに挑戦しないといけないわけでもないし、今挑戦したいものが見つかってなかったり、なにかしたくても時間が見つけられなかったり、よくそれを「時間は自分でつくるもの」と言われますが、それよりは、心身休めたいと思うならそれでいいと思いますし、とにかくどんな自分も受け入れて、どんな自分も楽しめる

それが、きっと私が年齢、時間を重ねて、今、獲ている自分なりのささやかな幸せの、今の段階での幸せの在り方なんだろうなぁと想います。

なんの才能もない、なんの取り柄もない、いたって自他ともに認める普通
(むかし、友人から、めーはん(私のあだ名)のまわりには個性的な友だちが多いけど、それは、めーはんが普通の人やからやろねと、言われて爆笑した経験があります)だからこそ「よそはよそ、うちはうち」をモットーに生きていくのが、心の健康につながると身に沁みる毎日です。

このことを顕著に気付かせてくれたのは、3月まで放送されてた日曜ドラマ「ブラッシュアップライフ」です。自分の人生を何度もやり直す女性が主役なんですが、4回人生やり直した後で、他人に生まれるか自分の人生をもう一度やり直すか、どちらを選ぶかを尋ねられると、やっぱり自分の人生をもう一度やり直す方を選んでまして

あ〜私もきっとそうだろうなぁと心底思ったのと、大谷翔平選手や、芦田愛菜ちゃんのような逸材過ぎる逸材は、きっと、人生5回目かなと想うと、わたしはまだまだ1回目やから普通でええんやわとまた思えます。

10年経っても仕事での判断も間違ったり、迷うことだらけですし、後輩たちに相談うけてもうまく答えられないことも沢山あります。
ご相談いただく、登録スタッフさんに満足していただけるような返答が出来てないことだらけの日々だとも自覚してます。

それでもきっと、もしもう一度自分の人生をやり直したとしても、ワークステーションに入社するだろうなと思えるという幸せを噛み締めて、2023年度も少しでも医療職の皆様のお力になる仕事をしていきたいです。

今年度も宜しくお願い致します。

 

※写真は大好きな俳優さん、トム・ハンクスさん主演の「オットーという男」という映画です。

そこまで話題にはなってませんが、町内1の嫌われ者が、本当は町内1の愛される人だったという不器用だけど誠実な人柄の主人公に、ラスト涙が止まらず、正直に生きることの大切さを教えてくれる素敵な映画でしたので、写真をあげさせていただきます。

なべめぐのドすっぴんブログ(第11回)

こんにちは、コーディネーターの渡邉です。

梅が咲き始めましたね。

私は冬より夏のほうが好きなので早く暖かくなることを祈りながら生きてますが、今年は、電気代の高さに失神しそうになり(笑)そういう意味でも早く暖かくなって、暖房器具なしで過ごしたいと心より願います。

2月は、一昨年は父の死、昨年は義母の死があり、どちらも、予想もしてなかった突然の出来事だったので、2月というだけで心がチクチクしますし、父の3回忌、義母の1回忌と、けっこうバタバタしてますが、父が生きていた頃も2月は、実家は兵庫県の山間で、しかも田舎の一軒家なので、極寒で、水道管は破裂するわ、電気代が今ほど値上がりしてないのに10万超えるわ、ほんとにヒヤヒヤした想い出ばかりです。

都会で暮らしながら、「田舎に高齢のご家族がおられる方々は、みんな冬は、気が気じゃないだろうなぁ」と想像しています。

そういう心配から解放された私は、おかげで、自分の心配事の大半を占めてた父が亡くなったことで、生活のなにかしらが色々かわったのか、この2年で、8kg太りました。

これはこれで自分の身長、154cmを考えると心配しないといけない事態もしれません。

年齢的にも、遺伝的にも、更年期の様々な症状や、糖尿病、高血圧なども心配しないといけない血筋にあるので、会社でも看護師でもある顧問の楠本に相談したり、医学にまつわるTV番組を観たり、ムリせず続けられる健康法を試したり、おかしいと感じたらすぐにかかりつけ医に相談したりはしてます。

が、私は「めぐみ」という名前だけあってめぐまれてるなぁと感じるのが、今の仕事の役得です。

毎日看護師さんと話せます。

ときには、仕事として、看護師の講師やドクターの講師に依頼してセミナーを開催いただき、毎回最新の医療や医療現場、福祉介護の現場の情報を学ぶことが出来ます。

母がステージ4の肺癌と言われたときに、この仕事が出来ていたなら、もっと違うアプローチを母に出来たのにと、後悔してもしょうがないことを悔やむくらい、仕事をしながら日々学ばせていただいてます。

先日は循環器のドクターと泌尿器のドクターから、最新の医療情報、ビッグデータも用いた内容のご講義をいただき、私も会場で学ばせて頂き、自分がどのタイプでどういうときに病気に気をつけたらいいかなども考えながら学ぶことが出来たとともに、看護師さんたちが、もちろん、この日だけではなく、日々いろんな勉強をされていて、仕事や生活に生かされていることも、ご感想をいただくなかでお聞きすることができ、そこからまた自分も学ばせていただきました。

どんなことでもそうですが、分野問わず、勉強を続けることに得はあっても損はないとあらためて感じました。

そして、私にいろんなことを教えてくださる、看護師さんたちが皆さん共通しているのが、前向きであること。

ストレスをうまくリフレッシュして、向き合う相手に元気を与え「また話したい」と思わせてくださるかたであること、が、本当に感動で、この会社で、この仕事をしてなかったらお会い出来てないご縁に、本当に感謝するばかりです。

子育て、介護、ご自身の病気、職場でのこと、悩みのない人なんていなくて、それでも、発散できることがあったり、話せる人がいたり、それを、学びにどう変えれるかでお顔のツヤ、肌の輝きまで変わるんだなぁと思ったりします。

それは決して、美人とか美魔女とかそういうことではなく、この人に話を聞いてみたい、この人と話したい、この人「に」話したい、この人「に」聞きたいという魅力だと想います。

人気過ぎる映画はあまり観ない私なのに「レジェンド&バタフライ」は観ました。
戦国時代ではなく織田信長と濃姫の夫婦を描いた映画でした。

濃姫はまさしく、そういう女性でした。

常に前向きでした。
後ろ向きな部分も垣間見れましたが、それこそが人間味であり、まっとうすぎなくて、尊敬されると感じる女性でした。

もちろん、事実をもとにしながらのフィクションではありますが、濃姫をより好きになる内容でした。

私は昔から片頭痛持ちです。

朝、頭痛があると、鎮痛剤を飲み少し寝てから、学生時代は休まず学校に行き、小中高と、インフルエンザ以外では休まず皆勤賞でした(今は皆勤賞てないんですよね)

会社でも「私が休んでる日になにか面白いことがあったらどうしよ」と変な理由で(これは学生時代もそう思ってました)休めません。

現に、うちの会社はほんとに人間関係もよく、面白い人たちばかりで、1日に何度も爆笑の場面が各セクションであります。

先日も、朝、片頭痛でロキソニンを飲み、多めに寝て、間に合うように会社に行きました、

仕事して、また先輩や後輩と話して笑ってる間に頭痛はとんでました。

会社に行ってよかったと想いました。

リモートで仕事ができる時代でも、医療や介護に関わる方々は出勤が必要ですし、それを一端でも支えさせて頂いている私達も、もちろんリモートなく出勤してます。

それをプラスなことと考えられるのがこの会社にくることで味わえる温かさなのかもしれません。

話すこと、笑うこと、聞くこと、学ぶこと を大切に、更年期も元気に楽しく、そして悩みも次への勉強に変えて乗り切っていきたいです。

数年後、後輩に更年期の乗り切り方を相談されたら、なんでも答えられるようになりたいなって想います。

※梅の撮影は主人が西宮市内で撮影したものです。

もう春がきてますね♪


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なべめぐのドすっぴんブログ(第10回)

こんにちは。
コーディネーターの渡邉です。

2023年がスタートして早いものでもう半月以上が過ぎてしまいました。

新年から、淀川に漂流してきた淀ちゃん(クジラ)のニュース。
名付けられた後、亡くなってしまって心がよけいに傷みましたが、次は淀ちゃんのご遺体をどうするかで、大阪市が色々模索しているニュースを観て、主人と昨年に観た「大怪獣のあとしまつ」という映画を想い出し、こういうことって、本当にあるんやなぁと会話をいたしました。

昨年は予期していなかった義母の死から始まり、それこそあっという間すぎる一年でした。

そんな中でも沢山の映画を観て、沢山の本を読みました。
withコロナの時代にもなったので、久々の友人たちにも沢山会い、3年ぶりに東京にも旅しました。

私の東京の目的は、東京のお友達、知人に会うこと、野球オタクの主人は神宮大会観戦が目的でしたが、1日だけ、夫婦で「葛飾区柴又」に出かけました。

目的はもちろん、私達夫婦が大好きな「寅さん」に会うこと。

50年続いた映画、男はつらいよシリーズの寅さんです。

もちろん亡くなられてますので、ほんものには会えませんが、寅さんの記念館、山田洋次監督の記念館もありますので、そちらに行ったり、柴又の町並みを歩き、寅さんゆかりのお店で飲食したり、帝釈天へお参りしたり、細川たかしさんの歌でも有名な(平成世代には伝わらないかもですが)矢切の渡しに乗ったりしました。

柴又に行くのも3年ぶりです。

正直、寅さんの魅力にとりつかれたのは、寅さんが亡くなってから、というよりも50作目の、おかえり寅さんという映画を観てからです。

存在は知ってましたし、ここ15年位の山田洋次監督の映画はほぼ全部観てましたので気になってましたが、なにか古臭い気がして、あえて観ようとはしてませんでした。

ただ、吉岡秀隆さんがその50作目は主演であることと、なによりファンクラブまで入ってるサザンオールスターズの桑田佳祐さんが主題歌を歌うということで観ました。

で、寅さんのとりこになり、一度柴又へ。

そこからコロナ禍。
BSテレビ東京で毎週土曜、全作を一年かけて放映してくれたので、全部観て、翌年また全作をもう一度放映してくれたので、また全部観ました。

寅さん、そして登場人物のみなさんが教えてくれること。

いろんな魅力はありますが「ご縁は大事」ということをとてもとても学びます。
自分のしたことは自分にかえってくる、それも学びます。

いろんなセリフが忘れられませんが「人はなんのために生きてるか」と甥っ子に質問された寅さんが「生きてて良かったなぁていう日がたまにあるだろう、その日のために生きてるんじゃないかな」て返した場面はほんとに胸にささり、どんなにしんどくても生きてて良かったていう日は絶対あるから、それを信じて生きよう、しんどいときは寅さんの言葉を思い出そうと、寅さんの名言集の日めくりカレンダーまで今回は買ってしまいました。

 

最近は古き良き人を知る、ことにけっこう時間を費やしてます。

良き人、という言葉には語弊があるかもしれませんが、やはり、歴史に名を残した人には、良くも悪くも何かしらの理由があり、歴史的に意味のあることをされていると感じ、わたしの興味のある人が、これもまた運良く、私の大好きな瀬戸内寂聴さんが小説にされているので「伊藤野枝」さんと「岡本かの子」さんについての小説をたて続けに読みました。

こういった女性たちに興味をもつことになったのは弊社の顧問楠本と、昨年亡くなった義母の、影響が大きいです。二人共、私の知らない日本のこと、世界のこと、歴史をたくさん教えてくれます。
皇室のこと、歌舞伎の世界、女性活動家、様々な歴史上の人物、聞いたことのない名前の方々まで、幅広い知識で、お話聞けるのでほんとに勉強になるし楽しいのです。
母よりも一世代上の義母や楠本に出会えて、身近でふんだんにお話が聞けることは、私の人生にとっても大きな財産です。

その中で、私自身は、そこそこ封建的と言いますか、さだまさしさんの関白宣言のような、妻は旦那より先に起きる、お風呂はあとに入る、寝るのも旦那より後、という自分のなかでの決まりがあり、(幼い頃からそういう母を見てきたのでですが)、それ以外にももちろん仕事でも、自分の「ねばならない」に支配された頭で生きてきていて、それを捨てれば楽になるのに、自分のその古い考えだけで、勝手に疲れてしまってることが多いなぁというのは、人からも言われるし、自分でも感じてました。
完全な完璧主義者ではないからこそ、余計にジタバタすることも多く。

伊藤野枝さんや岡本かの子さんは大正時代、昭和初期ではまさしく浮いた人たちだと思いますし、当時の女性の「ねばならない」には一つも当てはまってない人生だと思います。

特に、岡本かの子さんは、あの太陽の塔で知られる、岡本太郎さんのお母さんなのですが、岡本かの子さんを知ると、「岡本太郎さんはまだまだ常識人」と思わせるくらいの破天荒な人生を歩まれ、破天荒な性格をされていたことが小説からもわかります。
そして、魅力的なのです。

でも、本人の中には芯があり、情があり、たくさんまわりに迷惑をかけても、恩はちゃんと返す情もあり、自分のだめな部分も理解し、きちんと人を頼れる、どこかしら寅さんに似ているので、小説を読めば読むほど、岡本かの子さんをもっと知りたくなりました。

日々葛藤しながら生き、自分の欠点も理解する年齢になり、でも、そこをあらためることももう苦痛になるので、(たとえば私なら、ねばならないをやめねばならないと思うことがまた苦痛)これはもう、この性格に付き合いながら人に迷惑かけても、ちゃんと謝れたり、恩を返せるように心がけて生きていくことを大切にしたらいいよね、と、私が愛する破天荒な人たちが教えてくれている気がします。

「子供は産んでおくべきだった」と、ときどき考えることがあります。
欲しかったといえば、やはり欲しかった、ですね。

私には4人の姪がいます。
もう、主人側の姪2人にはそれぞれ、娘もいて、いわゆる姪孫という存在までいる私です。

姪や姪孫たちのことがこんなにかわいいなら、きっと自分の子供ならどんなにかわいかっただろうとも思います。

でも、同じ思いがいる人に出会ったときに同じ目線で話せて、私にしか打ち明けられないようなドロドロした感情を話してもらえることもなんだか特権だと感じてしまってます。

両家の親とも亡くなり、お正月に、それぞれの実家には帰るものの、言えばもう「帰らないといけない実家」ではなくなったのもたしかです。

ただ、そんな姪、姪孫、全員に会える(そして、2人の姪がもう既婚なので、いわゆる義甥にまで会えます)のはとっても幸せなお正月。

今年は初めて、まだ子供の方の姪2人がうちに泊まってくれました。

その長女のほうは、私や亡き母(姪からみれば祖母)と同じ辰年。

生まれたときから人懐っこく、そして10歳になった今は、おばバカながら「むちゃくちゃ賢いんちゃうか」と思わせてくれます。

そんな長女が今年、私に、はっとさせてくれた言葉をひとつ。

私の弟(その姪からすれば父親)がもう40歳を超え、加齢臭なのかおじさん臭なのかを気にし始め、私の主人が使っている、柿渋ボディソープに興味を持っていたので、本人がいないところで姪に、「お父さん臭い?」て聞いたら「お父さんは臭くないよ、ただ、私の鼻が敏感になってきてん。香水とかもあかんし、臭いものを感じやすくなってしまった」てさらっと答えたんです。

きっと、お父さんのおじさん臭も感じるときがあるけど、お父さんが臭いんじゃなく、自分の鼻が敏感になっただけと言いたい可愛さ。

おばバカですが、ほんまに賢いし、ええ子に育ってるなぁ、きっと学校でも、お友達と楽しく過ごせてるんやろなぁと思いました。

でも、どんな子でも、悩む日もくるし、人とうまくいかないときも出てくると思います。
そんなとき彼女たちの母世代より一世代上になる伯母の私にも、相談したいなと思ってくれるような存在になれたらなと思います。

私が義母や顧問の楠本にそうしてきたように。

2023年初のブログも長くなってしまいました。

今年もいろんなことがあると思います。

去年を振り返れば、義母が亡くなった2月の辛さと、自分が右耳前にできたしこり手術&入院した4月の大変さが心に残り、激動の1年でした。

乗り越える度に、経験値があがりますが辛さが軽くなることはありません。

でも、いろんな人の立場にたって、一緒に考えられる人間にはなっていってると、勝手に自負しています。

看護師さんとお話すると、よく、患者さんに寄り添う看護がしたいと、心から言われるかたが多いです。

私も微力ながら、お仕事を相談してくださる看護師さんをはじめ、医療職の皆さんの心やお立場に寄り添い、なんでも相談しやすいと思っていただけるコーディネーターになっていきたいと心より願う年頭です。

今年もよろしくお願い致します。


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なべめぐのドすっぴんブログ(第9回)

こんにちは。
コーディネーターの渡邉です。

すっかり涼しくなってきましたね。
芸術の秋、食欲の秋、読書の秋、いろいろ秋は適した季節と言われますが、私は寒いのが苦手なので、いつ本格的に寒くなるかとビクビクする季節、そして、田舎のやたら部屋が沢山ある家屋で育った私は、結婚して町でマンション住まいになってから衣替えという行事をすることになり(田舎は箪笥や衣紋掛けも含めどこでも置けたので年中全部の服がすぐ出せるので。。)色々億劫になる季節の変わり目、秋、冬への入り口です。

父の1周忌も終わり、いよいよ空き家問題が本格的になるなかで、大量の蜂の巣発生問題にも悩まされてます。

施設にいる祖母の家も空き家になって17年近く、祖母が元気でいてくれるうちは現存保護したかったけど、そろそろそれも限界かもしれないなど、休日に体を休めてても「こんなことしてていいんかな、ほんとは空き家問題考えないといけないのに」と罪悪感にかられます。

故郷の友人たちとは、集まれば自分たち世代で墓じまいもどうするかなどの話になります。

家もお墓も先祖がお金を貯めて買ってくれた大切な大切な宝物なのに、しまわないといけない悩みなんて悲しくて切ないですがそれが現実ですね。

そんな現実から逃避ということで20年ぶりくらいに1人で映画を観ました。

主人も映画好きなので、ほとんど主人と行きますが、女子同士で観たいものは、友達誘ってというのがいつもの私ですが、どうしてもこれは、誰かを誘う前にもう、チケット予約したい! と席をおさえた映画「スペンサーダイアナの決意」。

子供の頃からの憧れもあれば同情、悲しみいろんなものが渦巻く想いがあるダイアナ妃のある3日間だけを描いた映画です。

そもそも、以前「英国王のスピーチ」という映画を観て、子供の頃のエリザベス女王も描かれていて、国王家も大変なんだなぁとぼやっと思ってましたが、先日エリザベス女王がお亡くなりになったときに、昨年のクリスマスのときのスピーチ、
「多くの人々にとってクリスマスは喜びと幸せに満ちた時期ですが、大切な人を亡くした人々にとっては辛い時かもしれません。今年は特に、その理由がよくわかります」
の言葉が再度流れていて、沢山のお子さん、お孫さん、ひ孫さん、国民の皆さん、お付きの方々に囲まれている女王も、愛する人を亡くしたときに、このような想いになられるんだなぁととても親しみがわいたのですが、
ダイアナ妃が、人生において重要な決意をしたある年のクリスマスについてエリザベス女王はどんな風にみておられたのかなと、そういうことも気になって観た映画でした。

結局、ダイアナ妃の目線なのでエリザベス女王のお気持ちは知り得ない内容でしたが、フィリップ殿下を亡くされたときのクリスマスでエリザベス女王はきっとダイアナ妃のこのときの思いも理解されたのではないかなと感じます。

自分も、子供の頃はクリスマスは家族で過ごしていたのにもちろん、大学に通うようになった頃からはクリスマス、いや誕生日も含めて家にいることはありませんでした。

母が末期がんとわかって急に家族と過ごすようになりました。

そして祖父母も両親も主人の親も亡くした今、子どもがいない私達夫婦はほんとに自分たちだけのクリスマス、自分たちだけのお正月がやってきます。

両家とも弟妹家族、親族もありがたいことに仲良しなので、コロナ禍とはいえ、ご挨拶や行き来はするでしょうが、大切な人を亡くしてからの家族的な行事ごとが、どれだけ寂しいものか、、

エリザベス女王があらためて感じられ言葉にされたことで自分も再認識できた次第です。

当たり前のようにやってくるいろんな行事や記念日が世界中の全員にとって楽しく幸せなものじゃないことも理解したうえで、思いやりや配慮のある言動、お祝いをしていきたいし、そうあるべきなのかもしれないなとあらためて思いました。

でも、いつかだれにでもおとずれるその寂しく切ない時間のときのためにも、楽しい時は思い切り楽しんで幸せを記録、記憶しておくということも大切なんでしょうね\⁠(⁠^⁠-⁠^⁠ ⁠)

今年のクリスマスが戦争のない世の中になって迎えられるように、ただ祈るしかないのが無力ですが、祈ります。

スペンサーダイアナの決意、ジェンダーレスの世の中ではありますがやっぱり女性におすすめの映画です。
ダイアナ妃を演じられた女優さんがダイアナ妃の表情、姿勢まで完璧に、降臨したかのようになりきっておられます。その点も、ダイアナ妃と同じ時代を生きた皆様に、観ていただきたいです。


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なべめぐのドすっぴんブログ(第8回)

夏の甲子園。
通常どおり、入場制限無しで観客を入れての開催が3年ぶりとなりました。ブラスバンドによる応援も復活。ただ、ブラスバンドの人数は制限されているという状況ではありました。


こんにちは。
コーディネーターの渡邉です。

私は幼い頃から、野球好きの家族に育てられましたが、結婚した相手が、無類の野球好き。なので、プロ・アマ問わずいろんな野球を観ます。
全部付き合うわけではありませんが影響をうけて、高校野球は、独身時代よりもハマりまくってます。

夏は、何度も熱中症になり、試合を観れず、球場でひたすら、冷えピタ貼って寝るみたいなことも毎年やりながらもそれでも観たくて、夏の大会も、春の大会も、毎年1回ずつは必ず行ってます。
なのでコロナ禍、観客数制限があるなかでもなんとかチケットを手に入れて観戦はしてましたがやはりこの満員の状況での熱気や興奮は、3年ぶりだなぁと会場に着いた段階で感動しておりました。

毎年ドラマがあります。
ドラマは書ききれないほどあります。
今年は、「優勝旗が白河の関を超えた」が、野球ファンではないかたにも響き渡るほど、ニュースにもなりました。
以前から、ユニフォームの雰囲気と選手の個性が毎年好きで、
そして、前任の監督さんも好きで応援してきた「仙台育英高校」が東北勢初の優勝旗を手に入れるという感動で私も大会が終わり1週間以上がたっても興奮しておりますが、この優勝でもうひとつ、何回も報道番組で流され、ネットニュースにもなり感動をよんでるのが「青春は密です」という仙台育英の監督さんが、優勝監督インタビューで述べられた言葉。
たしかに、青春は密で、仲間との日々は濃くて、それが全部、禁じられてお互いの顔すらマスクで隠されてという毎日は大人の「密禁止」よりも、どれだけの影響があり、寂しいものだったか想像すると、自分が体験したコロナ禍の不自由さなんて、ちっぽけなものだったなあと感じました。

仙台育英高校の監督さんの言葉は其れ以外にも本当に心に残る、そして、聴いてる人、すべてのかたの心を撃つ内容でした。
自分以外の、家族以外の誰かを、部員さん、部員さんをとおしての世界中の学生さんのことを真剣に考え大切に考えてらっしゃるからこそ、自ずと出てくる言葉なんだと思いました。

しんどいときだからこそ、自分以外のまわりのことを思いやる気持ちってとっても大事だけどなかなか実践できません。

だからこそ、この人すごいなぁ、尊敬するなぁという人に出会ったりこのように実際にお会いしなくても報道で知ったり、本を読んだり、なんらかのかたちで知ったことを誰かに話したり日記に記録したりこのようにブログに書かせていただくと、自分の中で再認識できて、見習いたいという気持ちが重ねて確認できるので、インプットしたことをアウトプットすることの大切さも、改めて感じました。

私は自他ともに認めるミーハーです。
なので、なんとなく、いろんなことを浅く知識として仕入れます。
浅いので時々、とんでもない勘違いをしていることもありますが、
それでも、ちょっとした情報からも助けられることは多々あります。

落ち込んだときもそうかもしれません。
めちゃくちゃ悔しいことがあったときによく思い出すもの。

それこそ、夏の甲子園であとちょっとのところで負けて、相手チームの校歌が流れている横で号泣している敗戦チームのメンバーが夜の熱闘甲子園(ABCテレビの夏の甲子園期間中だけやっている、その日の甲子園の高校野球の戦いをまとめた番組です)で映される宿舎でみんなで爆笑したり、もりもり食堂のご飯を食べてるというような場面です。

「一緒に笑いあえる人がいたら大丈夫、いや、今は一人ぼっちでもご飯が食べれたら大丈夫、生きてたらなんとかなる」と、思えるのです。

母が末期がんで闘病中にその当時のトップアーティスト、ZARDの坂井泉水さんが同じく癌の闘病中で入院されてる病院で、ご自身一人でおられるときに事故で亡くなられました。
衝撃的なニュースでしたが、母は「事故じゃなく自死されたんじゃないかな」とポツリと言いました。本当に不幸な事故だったんだと思うのですが、同じ闘病中の母からそのような言葉が漏れると「母もそのくらい心がしんどいんだな」と改めて気づき、いまだに忘れられない言葉で、思い出すと胸が苦しくなります。

どんな言葉をかければよかったのかいまだに正解はわかりません。
正解なんてないのだと思います。

でもそんなときこそ、例えば珈琲でもいいし、なにか同じものを食べて、飲んで美味しいね、と、笑顔で言えたら今を生きてることを一緒に感じれたら少しは痛いだけの想い出にならないのかなとも思います。

いつも、大切なことを教えてくれる夏の甲子園。
大会が終わると、一気に秋を感じますが、高校球児は次の世代がもう、秋の大会を闘ってます。

来年こそ、PCR検査なしで、選手のみなさんがノビノビと試合にのぞめ、ブラバンのみなさんも、定員制限無しで迫力ある演奏をコロナ禍前みたいにしていただけるような世の中になっていることを望むばかりです。

密な青春が復活しますように、願いをこめて。


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なべめぐのドすっぴんブログ(第7回)

こんにちは
コーディネーターの渡邉です。

期待とは裏腹に、またコロナがはびこりはじめました。
去年、『来年の夏こそは』と思っていた、いろんな楽しみが、また消されていきますが、本当にwithコロナをどう考えていくか、国によっても、人によっても考えが違い、自分と違う考えもどう受け入れていくかということでも日々考えることが多くなりました。

そんな中、飛沫感染の心配のない楽しみ、2つのイベントで、感じたことを今日は書かせていただきたいです。

まず、私は、『マスターズ甲子園』という、元高校球児さんたちが、母校で集まり、都道府県別にトーナメントで野球の試合をし、各都道府県で優勝した高校が秋に甲子園球場で闘うという、神戸大学の教授や学生さんやOB・OGさんが中心となり、其れ以外の学生さん、一般ボランティアの方々など、全国で関わられている方が沢山おられる、もう15年以上続いていて、
あの『とんび』など沢山の名作を書かれた重松清さんが、マスターズ甲子園を題材に書かれた小説が、中井貴一さん主演で映画化されたり、
大会のテーマソングは浜田省吾さんが歌ってくださってたり、名誉会長は星野仙一さんだったりと、
今や『秋の甲子園』と言われるなかなか有名な大会に、ちょびっとだけ関わらせていただいてまして、

というのも、主人がカメラ好き、今やカメラで生きてるくらいの人で、
マスターズ甲子園には、長年、撮影ボランティアとして参加させていただいているので(永年ボランティア表彰までいただいたくらいです)
甲子園球場での本大会には観客で行ったりもしてたんですが、
其れ以外に、県外から、ボランティアで参加される方に、うちの家に泊まっていただいたり、
私自身も、ひょんなきっかけから奈良県大会のアナウンスやヒーローインタビューをさせていただいたりなど、
マスターズ甲子園に出会えて無かったら出来てなかったような体験をさせていただきました。

コロナ禍で、観戦もボランティアも行けてませんでしたが、久しぶりに先日、奈良県大会の準決勝、決勝を観戦に行きましたら、当日、事務局のかたに、『ヒーローインタビューしてほしい』と頼まれ、覚悟してなかったので、かなりの緊張のなか、ですが、楽しくヒーローさんにインタビューさせていただきました。

そのときに、ある大会ボランティアのかたから聞いたお話しがとても心に残りました。

そのかたは55歳で、ご自身も、選手として、マスターズ甲子園に参加されてます。

自分がこの大会に出続ける意味について
○本気でもう一回甲子園が目指せる
○職場では誰にも怒られることもなくなった自分が怒られたりする
○歳上の先輩から、「お前なんかまだ若いんやぞ」と言われる
○数十年ぶりに呼び捨てで呼ばれる
○もう一度真剣に野球をやるようになって、娘たちからかっこいいと言われるようになった
など、
本当に青春を取り戻し、仕事以外で全力に取り組めることに出会い、また仲間と一致団結し、一喜一憂し、その姿を、子どもたちに見せれるという幸せ、年長者からまだまだ学び、叱咤激励していただくことに喜びを感じるという感覚、
お聞きしていて、娘さんが「お父さんかっこいい」と言われるの、わかるなぁと思いました。

私も久々のヒーローインタビュー担当、うまく質問が思い浮かばなかったり、ボランティアの神戸大学のOGさんが言われていた「主役は選手の皆さん」ということを忘れてしまっていた自分勝手なインタビュー内容を反省することも多々あったので、
「仕事以外で、反省して次にむけた勉強をすること」って、最近なくなったなぁと思うと、本当に貴重な体験をさせていただけているなぁと、関係者の皆様に感謝感謝です。

そしてもうひとつ。
今回「スカイ」という、70歳前後のアーティストさんが4人集まられてデビューされたバンドさんのライブに行きました。

お目当てはそのメンバーの中の1人、『松任谷正隆』さんです。そうです、松任谷由実さんの旦那様です。

10歳くらいからユーミンファンのわたし。
ただ、私が知った頃には、もう松任谷由実さんでした。だからこそ、松任谷正隆さんのことも好きになりました。
名曲『春よ来い、』はもちろん、ユーミンの歌声、歌詞、曲、すべてが最高ですが、なによりイントロの正隆さんの編曲のピアノの旋律が素晴らしいと思い、余計に正隆さんの音楽の魅力を感じたものです。

そんな松任谷正隆さんが舞台に出られる方のライブ。
コロナ禍中に活動を本格化されただけあり、歌詞の内容も、コロナ禍ならではのものが多かったですが、デビューライブということでゲストも、松任谷由実さん、奥田民生さん、スカイのメンバー内にご主人がおられる尾崎亜美さんと、むちゃくちゃ豪華でそれもまた感動でしたが、なにより私の心を撃ったのは、
『65歳を超えてから、大御所になってから、新しいバンドでデビューする』という、
メンバー4名の皆さん、それぞれ地位も確立されているのに新しいことを始められたチャレンジ精神と、向上心です。

何歳からでも、やりたいことは始められる
何歳からでも、失敗できる、成功できる
これってすごい強さだなぁと思いました。

マスターズ甲子園も、このスカイのライブも、昭和生まれが頑張ってるんですよね〜
もちろん私も昭和生まれ、令和の時代に頭がついていかなくなってますが、
「若い人にはかなわない」
ではなく、年齢ではなく、
自分がいま頑張りたいことを、やりたいことをやる力は、
年齢は関係ないんだなぁと思います。
そういえば、亡き父も、65歳で高齢者大学に入学し、
大学院まで行って卒業するまでは死ねないと言っていて
大学院の卒業式にも私は同席させていただいて、父の勇姿を見届けたときは
かっこいいなと思ったものでした。
あの日、一番におめでとうと言ってあげられたこと、今でも誇りに思います。

大好きな瀬戸内寂聴先生が、亡くなられる直前まで恋愛相談にものられていたように。
輝いているかたのまわりには、今をしっかり生きてる方のまわりには、年齢ではなく、そのかたの魅力で人は集まってくる、それを肝に銘じ、
たしかに、わたしも、いま、そろそろ更年期やな、、と思うくらい、しんどい身体をひきずる日が多いですが、いただけるご縁を大切にしながら、臆病にならずに生きていきたいなぁと
輝く人生の先輩たちを見ながら思った7月でした。

まだまだ暑い日が続く中なのに、マスク生活も続きますが、コロナ禍の経験も、これからの自分たちに絶対プラスになるはずなので、へこたれずに楽しめる方法で夏を安全に楽しみたいですね( ꈍᴗꈍ)


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