遠隔介護ブログ(第33回)

こんにちは。コーディネーターの渡邉です。
少しご無沙汰してました。

遠隔介護ブログ33回。

落ち着いていたのかというと、比較的落ち着いた日々だったのかもしれません。

サ高住に入居して、半年がたつ父は、ようやく、暮らしにも慣れ、気心知れた介護職さんも数人でき、娘(私)に頼んだらけむたがられるような買い物も気軽にお願いできる施設内のスタッフさんにあれやこれやお願いし、お金を使いすぎたと嘆くことはあれど、初期のようにデイサービスを仮病で休んだり(そうなると、お風呂の回数も減るので体臭もしてました(T_T) )、施設のご飯を食べたくないと、お皿を投げてしまったり、自分の言葉が通じないと、「死にたい、自殺する。」と大騒ぎしたり、そんなもろもろはなくなり、施設のかたからの日々の報告、相談の電話もなくなりました。

これはひとえに、施設の方々の支え、協力あってこそで本当に家族のように一緒に考え、時には励ましてくださる施設の皆さんに感謝です。

同じ入居者さんたちのなかではおそらく、父が1番年下だと思いますが1番身体は不自由な感じだし、1番ワガママなので(笑)、ほかの入居者のおじいさまからも「お父さん、がんばってはるよ。」とか、おばあさまからも「よくみてあげてね。」などお会いすると声かけてくださる方がおられて、あ〜このサ高住にご縁があって良かったなぁと思うのです。

 

ここに、巡り会えたのは、数年前からお世話になってたデイサービスのときのケアマネさんがおられたから。

父の性格をよく分かってくださったうえで、施設形態としてもサ高住が良いこと、地域はこの地域なら友人や親戚も遊びに来てくれやすいことなど、様々な状況をふまえて選びご提案くださいました。

そして、弟も即動いてくれ、あれよあれよと、入居が決まりました。

予算ももちろんありますが、そこを考えると将来的な不安も出てきますし(元気でいてほしいけど、○年以上長生きするとお金がなくなる。。と)、どんな道を選んでも絶対ベストとは言えないとは思うのですが、年老いていく一人暮らしの父のことを考えるうえで、今回のサ高住を提案くださったケアマネさんには一生感謝するなぁと思います。

「もし、今年も、父があの田舎の家で一人暮らししてるとしたら」と考えると、冬の寒さ、コロナで外出も自由にしにくいことなども合わせて、絶対に不可能だったと感じます。

そう考えると、ほんとにギリギリまで一人でよく頑張ってくれたんだなぁと父のことを褒めてあげたくもなるのです。

 

生きていく中で、困ったときに相談できる人、アドバイスをくださるプロがまわりにいてくださることの大切さを日々感じます。

父と祖父の老老介護が始まったときに、「めぐみちゃん、もう、自宅だけでは無理や、まずはデイサービスと訪問介護、相談してみ。」と言ってくれた亡き母の親友の言葉も忘れられません。

相談するには勇気も時間もいります。

平日仕事してると、休んでまで、何か手続きをしに実家に帰ることにもかなり面倒さがあります。

でも案外、土曜も対応くださったりちょっとした相談は、平日時間外でもメールしてると、翌日メールで返事いただけたりもして、よっぽどじゃない限り(年に2、3回)は、平日に休みとってまでということもありません。

 

この少し落ち着いてきた日々のなかで次のわたしの課題は、「父をすねさせずに、施設で年越しをしてもらうように話すこと」です。

わたしは嫁いでからも、義母と主人の理解をもらい、年越しは実家でしてました。

男手一人で頑張っている父のそばにその瞬間はいてあげたいと思ってきました。

弟家族も同じように考えて毎年にぎやかな年越しができました。

途中からは施設に入ってた祖父も本当に身体が弱るギリギリまでは年越しだけは家でと、みんなでやってきたのですが、今年はコロナ禍であり、おそらく弟家族は帰れない。そして、実家は田舎の比較的大きな一軒家なので、今の父の部屋の暖房設備とは全く違い、どんなに暖房器具をそろえても全部の部屋が温まりきることはありません。

その上、暮らしていた頃は対応できてた階段の登り降りも、最近はとてもきつそうで、数時間なら滞在できても泊まりで、トイレも行き来する中で実家で過ごすというのはほんとうに不安で、わたしや主人が全く心が休めない年越しになりそうだと思い、もう、私達も元気いっぱいという年齢でもなくなってきましたし、うちの家に連れて帰ったとて、それこそ都会の真ん中、コロナ禍の怖さ、すべてがバリアフリーではない不安さもあり、施設に確認すると、ほかの入居者さんはほぼ、年越しも施設でされるということだったので、なんとか11月中に父には話し、何度も紅白歌合戦観ながら電話するから、また年明けにすぐ会いに来るから、年越しだけは安全のために施設で過ごしてほしいと話さないといけないなぁというのが、小さいことに思われるかもですが、父のかまってちゃんの性格を考えるとなかなか大きな課題ではあります。

 

父自身も、最期、療養病院で一人で亡くなった祖父のことを忘れられず、「看取ってあげられなかった。」と、日増しに悔やむようになり悪夢にうなされることもあるというので、それは、私達へももっとそばにいてほしいという本音のあらわれだと思うのですが、月に2、3回、ご飯と買い物に付き合う娘夫婦なんて、そこそこそばにいるほうだと思うので、そろそろまだ恵まれてるよと理解してほしいなぁと願います。

 

まだまだ空き家問題も抱えたままですし、新しい年にも問題を持ち越すのが決定の私ですが、悶々とする日々のなかでも1番のストレス発散は、映画鑑賞。

ここ2回たて続けに観た邦画、「浅田家」「罪の声」は、本当に、一生心に残ると言っても過言でない映画でした。

浅田家は実際の写真家さんの物語。

罪の声は昔発生した事件の真相がこうだったんじゃないかという、誰もが知る昭和の未解決事件を題材にした物語。

浅田家の浅田さんには、題材にされてる「家族写真」いつか撮っていただきたいと思います。写真展も行きたくなりました。

罪の声の原作者、塩田さんは私の大好きな小説家、湊かなえさんのお知り合いで、湊かなえさんもとても絶賛されている小説家さん。

それだけでもう、ファンになりましたが、その原作を忠実に、そして、誰にでもわかりやすく、あの事件を知らない世代にも伝わるような作品にされてる、映画のスタッフさんにも感動です。

コロナの第3波がきているともいわれる今、感染対策ばっちりの映画館で日本の映画ならではの情緒がしっかり反映された映画鑑賞、おすすめです。

来月は「新感覚三国志」を観るのがとっても楽しみです。

 

さてさて、私の年越し計画はうまくいくのでしょうか。父のために父の大好きな数の子も注文し、大晦日にしっかり塩抜きをして差し入れしようとも考えてます。

娘の思い、父にうまく伝わりますように。我が夫婦に平和な年越しがおとずれますように。皆様にも穏やかな年末年始がおとずれますように☆

 

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投稿者: メディカリズム編集部

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