遠隔介護ブログ(第30回)

こんにちは。
コーディネーターの渡邉です。

今年の梅雨は、なんだか本当に長く感じますし、雨の量も尋常ではないですよね。その上、新型コロナウイルスの新規感染者も増加傾向にあり、自分がどのように行動すべきなのか本当に考え考え、どれが正解なのかもわからないまま、気付いたらお盆が近付いているという、あっという間の令和2年の時の流れを痛感しています。

父がサ高住に入ってから実家は空き家です。
2週間に1回、私達夫婦が空気の入れ替えや断捨離に帰るのと、叔父が時々仏壇の世話に帰ってくれてます。案外頻繁に空気を入れ替えているように思いますが、先日帰省すると、、キッチンまわりや、リビングの机、椅子、床がものすごいカビ!

父が住んでるときには全く発生しなかったカビでした。
父は掃除が苦手でしたので、父が住んでるときは、私達夫婦が二週間に1回のキッチンまわりの掃除に2時間かかりました。その油汚れや日常のゴミ整理はなくなったもののこんなにカビが発生するなんて。。
という驚きで、必死に1時間掃除をしまくりました。

人が住まなくなると一気に家は衰える、というのを実感してます。

仏間のエアコンも壊れました。

雨漏りも3箇所。

田舎の家特有の造りのせいもあるかもしれませんが、「空気を入れ替える」ことの大切さ、こういうことなんだなぁと改めて勉強になります。

家は生きてます、家も生きてます。

 

父がサ高住に入れば、自分たちが帰省しても自由時間が増えると思ってた私達ですが、なんのなんの、自由時間、、少なくなってます。

まず父を施設に迎えに行き、日頃は自分の食べたいものを食べれてるわけではないので(サ高住でもデイサービスでもおやつやご飯を出していただいて、上げ膳据え膳で生きさせてもらってますが、なんせ今までが好き放題の暮らしでしたので)、私達と会うときくらいは食べたいリクエストを叶えてあげたいと思い、外に連れ出してランチ、そこから共に買い物、そして、サ高住に連れて帰り、買い物したものの整理、そこから実家に帰り、空気を入れ替えし掃除に断捨離。

そして、祖母の施設にも行ったり、なんだかんだ用事してるとすぐに夜。

自分が、帰省して行きたいところややりたいことは全く出来ないそんな状況ですが、時間があったとしてももちろん、コロナ禍で地元の友人たちに会えるわけでもないので、これが今の自分の使命、父や祖母に会えないコロナ禍の規制ではないだけでも、ありがたいと思おうと感じられます。

写真は、子供用のキッチンばさみ。

今回100円均一で購入。何に使うかと言えば、父が外で食べる時に、食べやすいように切るその名のとおりのキッチンばさみです。

父は子供の頃から身体が弱く、体育の授業もすべて見学。運動会にも1回も出たことがなく、50歳まで命が持たないと言われていた状態。

その中で、影響があったのが歯でした。

私が成人式くらいにはもう総入れ歯になってたと思います。

よく大工さんが出来てたなぁ、棟梁として大きな家いっぱい建てながら、50歳までの命って言われてたなら、ほんとに太く短くと考え、目一杯働いてたんだろうなぁ。だから、歯も食いしばり過ぎてこんなことになったんかなと、今の私は思いますが、若くしての総入れ歯は本当にかわいそうでした。

特にやはり、入れ歯で食べると食べ物が美味しくないようで、歯をはずして、歯茎で食べるほうが、何倍もその食べ物の本来の美味しさを感じられるので入れ歯は持ち歩くものの、はずして食べることが多いのです。

そのときに、ナイフとフォークを借りたり、キッチンバサミをお店に借りたりしてましたが、それも申し訳なくなり、子供用なら蓋もついてるのでそれを購入。
元大工だけあって、ハサミの使い方はかなり巧妙なので役立つこと間違いなしなのです。

ほかにも父と食事にいくときは、食べこぼし用の私の手作り前掛けと、口や手拭き用のウェットティッシュ(これも、お店におしぼり追加もらってましたが、すごい量になるので)を持参します。

もちろん尿もれ用の紙パットも必需品です。

よく、子育て中のママさんが大量の荷物でお出かけされてるのを見ますが、それと同じ状況。

以前、子育て経験された先輩主婦さんが、子育てって、もう一回、自分が子供からやり直したくらいの勉強量があるって言われてて、私は子育てをしてないのでその勉強量がない人生なんだなぁて思ったりもしましたが、、

祖父母や父のおかげで、もちろん子育てには到底及ばないと思いますが、かなり人生勉強はさせてもらってると思います。

 

毎日様々な看護師さんとお話をさせていただくのが私の仕事。

仕事をされながら、子育てや介護、妊活をされてるかたがたくさんおられます。

またそういった状況のため、一旦、仕事を休み、そろそろ落ち着いたので仕事を復活し、両立させたいというかたもたくさんおられます。

私自身、妊活もしました。

アノ頃はまだ、東尾理子さんが「妊活」という前向きな言葉を出される前だったので、まさしく「不妊治療」。

5年ほどはそれなりにやりました。その当時はまだ前職で営業をしていたので、お休みを都度いただいたり、営業活動中に少し抜けさせていただいたりしながら。

少しずつ自分の身体の妊娠しにくいという持病なども発覚し、自分の年齢、主人の年齢、私の母が死去し私側の実家には頼れないこと、主人側家族の、私達夫婦に子供がいなくても気に留めない優しさなども考え、子供は諦め、夫婦二人で人生を楽しむことにしました。

その経験はいま、妊活中で仕事との両立に悩んでおられる方と話させていただくときに活かせている気がしてます。もちろんじゅうぶんではないと思いますが。

先日は、お仕事相談で来社くださった看護師さんでご両親の介護を家でされていたかたに、私の奮闘や悩みを聞いていただき「神様は見ててくれてるから大丈夫!」と、逆に励ましていただきました。

もちろん妊活、子育て、介護、それだけではなく、いろんな人生での積み重ねが、なにかしら自分の公私で活かせることは多いと思います。

体験しなくても友人の相談、読書、映画やメディアからの情報などで学べることもありますが、体験することでの勉強量はとてつもなく大きいです。

 

父は前向きなので、「お父さんの身体が、こうなったからこそまわりの人間が学ぶことは大きい。」と、人に世話をかけておいて笑顔でいってきますが、「こんなになってもてごめんな。」と、日々謝られるよりは、笑えますし、「まだまわりのおじいさんらより若いんやからしっかりしてや。」と、言い返すことも出来るので、憎たらしいことがほとんどであるものの、あの前向きさや自分への甘さがゆえに、こちらの心が癒やされることも多いのだと思います。

いま、コロナ禍で経験しているあらゆる不自由さも、いつかきっと人生で生きてくると思い逞しく前を向いていかねばと思います。

 

今日も長くなりました。

前回、けっこう悲惨な父とのやりとりを書かせてもらいましたが、私が命をおびやかすような病気なのでとあまりつきたくはない嘘をつき、父にも、もう少し、私に負担かけないようにおねがいしたいと話してから、けっこう穏やかに過ごしてくれてる父ですが、どう頭が転換したのか、「めぐみちゃん、妊娠してるんやでたぶん。」と、言ってきました。

そう思うならそれでもう、私は父が穏やかに、サ高住のスタッフさんやまわりの住人さんに迷惑かけず過ごしてくれたらそれだけでいいと思うようにしました。

本来だったらオリンピック、パラリンピックがいよいよというこの7月。

来年には「やっと観れる!」と思えるように。

通常の世の中に、そして、より良い意味でのwithコロナになる日が早く来ますように。

 

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投稿者: メディカリズム編集部

ワークステーションメディカル事業部の社員やナビゲーターの「メディカリズム編集部」が、看護師のみなさまへ、イベント・お知らせ・ワークステーションの活動・お役立ち情報・お仕事探しに関することなどを発信しています。