日本は高齢社会であることは、既に国民のだれもが承知しており、ある意味誇りにしているのではないかと思われる。
(だがしかし…)少子高齢社会というフレーズになると、とても喜べない軟弱性を帯びた一国であり、アジア圏を見渡しても、逞しさは蔭ってしまっている。
男女ともに平均寿命が延び、日本人の平均寿命は、男性が約81歳、女性が約87歳(小数点以下省略)と40年もの長い間、世界に誇れる高齢1位を保持しているようです。
(蛇足ながら、身長は男女ともに高くなっており、20代男性は172cm、20代女性は158cmというから羨ましさを感じたり…世界的には…どうでもいいですけど…)
ところで、この10年ほど、特に近年盛んに「生活習慣病の予防対策」を合言葉に、多くの国民の合意を得て(私の認識)、血液データを中心に、綿密で正確度の高いデータ集計・分析・疾病の科学的論点を明確に、健康と生命の延長へのわかりやすい道程(日常の一般的で健康的な生活習慣、生活習慣上から影響される疾病への道程)と治療方法の理解と実践=生活習慣の修正と手ほどき、不摂生な生活習慣からの脱却、生活習慣病の根絶への根拠など、大きく整備され、私たち国民すべてに、還元されるべく生活習慣病からの脱却作戦は、これはやはり大きな改革であると改めて認識すべき、生活習慣改善の主軸であって、多くの国民に等しく問いかけられるべき是正の呼びかけで、健全な命を繋ぐ=寿命の延長・健康的で快適な生涯・生活の本流を生きるという意味で、大切な施策であるとの認識はすべきことである。
遅まきながらという感性は、決して手遅れという事ではないが、改めてお知らせしたいのは、この生活習慣病の蓄積物質の蓄積過程には、認知症が蓄積し始めているのであり、実際60歳頃から、認知症状が出始めてくるという患者数の増加が加速している状況には驚くばかりか怖いのである。
(勿論、すべての人々にそうであるわけではないが、早期発見をすべく知識は、予備知識として持っておいた方が良いのではないか?と思うこのごろです。)
20年前頃からだろうか?生活習慣病が老後の健康状況を左右するリスクとして、警告を鳴らし始めたが(本当はもっと以前から発信していたかも?ですが、認識の浸透には、時間がかかるものだな~と恐れを感じている)
トホホな現状認識にいたっているのですが、現在、認知症患者の数は600万人以上に急増しているというわけで、データ的な驚きは、結構実感できるくらいに身近になっていて、認知症を発症している方々をお見かけすることが多くなっているように思います?
このように書き始めた私自身、1年前くらいから、ある一つの私の仕草に、「ウン?!ちょっとこれ!?」身近な方々に問いかけても、「それって考えすぎなんじゃないの?」と往なされては、「確かに~!神経質になって、度はまりしてしまうのは、いかんわね。しっかりせい~っ!」と発破をかけながら、感傷からの解放を図ってきたものの…。
今年になって、脳循環の不良感と頭痛、身体全体の重怠さを感じ、夜間の診療時間を待って、神経内科を標榜するクリニックを受診したところ、“何んと! 血圧の最高値が78?!…?” Dr.は、即、頭部X-P像をもって、“身体の水が足りてない、脳に水が流れてない、梗塞を起こす状態!脈拍弱い”等々、静かな声ながら、“これは大変“と、慌てている雰囲気で、看護師さんに指示を出し、血液検査及び点滴を受けることに。その場の応急処置をしていただき大きな一安心を得て、私の身体状況は、緩やかに元気を取り戻し、やがて呼吸も落ち着いてきたようで楽になってきたところで、点滴が終了し、一先ずは安心の独歩で帰宅した次第となりました。
「高齢を歩む方々の平均的な認知症に至る兆候がある」との指摘は、ある種(お前もか?)のショックを感じましたが、どういう訳か?悟りの境地感みたいな鷹揚な感覚で受け止めていたようで、遠隔地に住む息子に連絡を取り、紹介していただいた大阪府内の高齢者専門病院の受診の同行をお願いして、これからの生活において、脳に宜しくない生活習慣からの脱却をはかることにしようと決意した次第。
生活習慣病からの脱却を、今直ぐ始めていかないと、認知症からの脱却は免れない。
どころか、確実に認知症=ボケが始まるとの警告を素直に受け止めて、歩み始めているところです。
この生活習慣病は、確実に予防できる病気であり、また、この疾病群を発病させてしまうと、難治な(と言うかこじらせてしまうと治療に難儀をもたらせてしまう)という観点から、私事の一文を掲載させていただきました。ご参考にしていただければと思います。