4年目のシニアマンション(126戸)は、2025年4月には全室完売し、結構、人の行きかう賑わいも良しなに、静寂で安全な環境を醸しており、マンションの周囲は、コンクリートに固められた壁面ではなく、緑の植栽の涼しげな囲みに守られており、街中の住人達との交流も自然な形で、友好な営みの賑わいが、同化してきている。
ということは、多少には、近隣の町内の方々とも交流を持つという社会的な交わりが醸成されていることでもあり、シニア層の集団ながら、マンションのシニア集団に埋もれることなく、社会的友好を育むべく社交性を存分に発揮されているということになるのでしょうね。
当初危惧していた人間関係のマイナーな思惑は払しょくされ、有効な老人の才覚(素早い知恵のはたらきというか機転というか)が、素早く俄かに働くのでしょうか。
老いの才覚とでもいうべきか、頭は回せば回り機転が働くものだと、老いの力の凄さを感じる。
シニアと言えば聞こえは良く、老人と聞けば、ウにゃ?と反発な目つきになってしまいそうな響きの違いに、神経が回るのが面白い。
当マンションの入居有効年齢は50歳以上ということになっていて、住人の年齢層は意外と、老いも若きもな交わり風景ではあり、思ったより面倒な人間関係の問題に惑わされることはない。
普通にスムーズに日常生活の営みが、定着してきているのは有難く、不愉快な思いを経験することは、今のところ少ない。
勿論、全く無いということではないけれど、そこそこに何気に、あるいは瞬間的な激しい感情が表出されることがありながらも、何気に解決されていくことが多いようで、知る人は知り、知らぬ人は全く知らずに過ぎ越して、穏やかなマンション住人達、という日常の流れがあるように思われ、これは誠にありがたいと思うわけです。
そのような環境を作り出してくださっているのは、マンション管理を担う、管理事務所の職員(総合管理を担う事務員3人と、医務室看護師、建物の清掃・破損点検修理等の管理員、食事・栄養管理職員、夜間マンション管理人等々)が常置されており、私たちシニア住人の生活管理の全体を見守って下さっている職員が、常駐しているということが、コアな管理条件になっており、住人の信頼度をあげているように思われる。
そこには、規則・管理で窮屈な日常が強いられているのではなく、高齢者の自立を生活基本に、老いの力(才覚)・老いる速度、自立の喪失の流れなど、住人の立場に寄り添う職員の目線が、丁寧にあってくれているように思われ、職員への信頼度・友好度は高く形成されていると思うのです。
今回は、ここまでのシニアマンションの模様を序章としてご案内しましたが、また色々と書き記していこうと思っていますので興味深くご覧ください。