老いを語るにはまだ早い~って思う理由

齢65才を過ぎてくると、体全体のあちこちから
「もゥちょっと、体に優しく体を鍛えて、せめてもの錆び磨きをしながら、
老いの領域をゆっくり味わっていっても良いんじゃない?」
ってなメッセージが伝わってきて、
ほんとに若いころと同じようなスピード感で
立ち居振る舞うことができないのを思い知らされていく。

どこか危なっかしげな動作を意識して体が縮み
どこかにキリっと瞬時の痛みを感じて顔を梓からめ、
ま、別になんともないわ、と普段の私の動きに整えながら
やんわりと用心しながら行動しているのを感じるようになっている。

これまでの人生をどう生きてきたのか?
多かれ少なかれ、しがらみの中に生き、揉まれ揉まれて強さを獲得し、
ある意味、波乱万丈の日々を送ってきたようにも思うけれど
過ぎてみれば優しさも伴って、紡ぎだされた人生を感じることがある。
失敗や困難に泣き暮らし、夢破れて目的地に辿る道は暗闇に消えて
自分自身を認めてやることもできないで、小さく硬く固まってゆく。

でもネエ、女人は谷底に落ちこまないンだよね。

深い淵の何処にしがみついて足場を探るのか解らないけれど、
泥沼から這い上がるパワーを行使している。(もしかしたら形振りかまわないパワーかも)
考えてみれば、結構道草を食って、あわよくば損しないで楽しい味わいをさせてもらって
儲かりものをした気分で、目的への旅をしてきた(のかな?)ようにも想う。

何かしら?ノンちゃんはマシュマロ人生のようで芯を語るのが照れくさい。
老いを語るには、まだまだ早いように思われる。
ご高齢の先人達が語る人生観には、的を得たその人ならではのコア(芯)性があり
安心してその言葉を受け入れることが出来て私たちの心にピカッと光る。
先人たちが投げかけてくれる言葉に関心至極することが多くなっている。
老いぼれず、慌てることなく人生を楽しみ優しい人に進化していければ良いかァ?

道草する余裕はないけれど、悠然と時間を楽しめれば人生を飽きなくて過ごせる
と思う此の頃。人生訓の達観ムードを漂わせてしまいました。悪しからず!!
お若い皆さん!失敗や困難は、後になって人生の楽しみに変えてくれます。
大いに道草をしながら(楽しみながら)人生の目的への旅を続けてください。

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秋の物語

10月中旬のTVニュースでした。
人工で凝らした小樽運河に大量の鮭が産卵場所を求めてやってきた。
流れに抗して、厳しい段差上りをクリアーして、ようやくの産卵場所へ。
ところが、人工の河道(コンクリート道)だけに、卵の受け皿となる石や
産卵を促すでこぼこ岩が無く産卵に適していない河。
ようやくの末に産卵するのだが…。
産卵しても、卵たちが散乱してしまうという惨い映像でした。

北海道の友人の、レクチャーによると、
稚魚を放流すれば、鮭はそこに帰ってくる習性がある。
従って、ドブに鮭放流をする者は、鮭殺しであり、
加えて自然愛好者ぶるから始末に悪い極悪人。
鮭は孵化したところに回帰する。

運河に放流した鮭稚魚は余市川で捕獲、人工授精・孵化した。
何故、運河鮭は余市川に帰らないのだろうか?
この鮭たちは、余市川孵化場からトラック水槽で放流先に運ばれる。
そこに着けば、水槽からバケツに移され、
さらにコップに移されて幼稚園児などが放流する。
運河鮭は、このコップを捜しているのです。
鮭は、川から海への経路を正確に辿って母川回帰する。

海・川・季節の風物に生きる鮭よ。
愛おしい鮭よ。
心に潤いをいただきありがとう。

さて、秋を愛でている間もなく、このところ急な冷え込み。
紅葉全開の山々や街路樹は、もう既に落葉樹となってそこここに降り積もっています。
クリスマスソングの流れの中で、風に吹かれて、山の樹、街の樹は冬支度。

皆さんにとっての秋は どんな秋でしたか?
名付けて、あなたの秋=○○○の秋=を味わい尽くしてください。
そして、患者さん、入所者さん、友人に、あなたの秋物語を話して見て下さい。
心が温かくなってきますよ。

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