月別アーカイブ: 2013年11月

力の抜ける痛ましいニュース

冬支度も儘ならぬ季節になり、寒さに追いかけられるように着重ねをする此の頃ではある。
(今はまだ布団から抜け出しやすいけれど。段々と朝起きが厳しくなってくるよネエ!)

しかしまあ私は、加齢とともに「早起きは苦しゅうない。」と平然とした構えができている。
布団から抜け出して常温水を飲んで用を足して顔を洗ってという
一連の動作は習慣化されたスムーズな行動である。
朝食の準備を整え、まあ、食べながらニュースをみるというスタイルになっている。

ところで、11月26日飛び込んできたニュースは、なんとも痛ましい限りのニュース。

輸血によるHIV感染の話はこうである。
HIVに感染した献血者の血液が、日赤社の検査をすり抜けて出荷され、
患者数人に輸血されていたことが25日発覚。2004年以降初めてのことなのだそうだ。
今回問題となった献血男性は、性的行動についての質問で事実と異なった内容で答えており、
厚労省は「禁止されている検査目的で献血をした可能性が高い」とコメントしているのだが…。

私は、いつかこのような問題が起きるのではないかと危惧していたことはある。
しかしそのうち忘れてしまっていた問題でもある。
既に感染したと確認された患者は2人いることが判明したということであり、
やるせなさが胸いっぱいに広がる…。

その後、引き続き流れてきたニュースは、60年前の新生児の取り違え事件。
60年間、おかしいと思いながらも不思議な思いのままに
現実を生きてきた60歳の男性はインタビューに答えていたが、
1950年代以降にしばし社会問題になった悲劇である。

病院のカルテを公開しない閉鎖性が問題解決に至らなかった指摘は、まさにそうではある問題だ。
さらに、実の家族と育てられた家族の間には、経済的な格差は大きくあったようで、
辿る人生はやはり大きく違っいる。この男性の実の兄弟3人の熱心な追跡追及で、
ついにというかようやく真実を突き止めることができたという。
取り違えられた男性は記者会見で苦渋の心境を述べておられ、
高揚する心情を抑制させてコメントを発しておられたが、
60歳までのこの間独身を通され現在は、実ではない10歳上の次兄さんの
介護を担っていて生活形態は結構ご苦労されているなどの様子が伝えられた。
無言のままに胸の痛みが増す。

「命のバトン」がこんな形で手渡されていく悲惨さを思いやると、
手違いで誤ってミスったではすまされない。
人生は自分の思い通りにはいかないが、自分の知り得ようのないところで間違いが起こり、
誰のせいであることも問われないままに、自分に課せられた人生として
生き継いで行くしかないのは、悲劇としか言いようがない。

しかし、悲劇に浸り悲しみ嘆いても前進すべき解決は得られない。
私たちはこの二つのニュースをどう受け止め、社会的であり医療的な問題を解決していくのか?
そんなことを考えてみようよ。

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語学の力

ここに到って云うのも何ですが…!?の話になりますが、
平成23年より、小学5・6年生から英語が必須になっていますよね。
文部科学省によると、H23年より小学5・6学年で
年間35単位時間の「外国語活動」を必修化することで実施されている。
これは、「音声を中心に慣れ親しませる活動を通じて言語や文化について体験的に理解を深める、
積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成、コミュニケーション能力の素地を養うこと」
を目標としているということです。

さて、10月31日、何度もTV中継やニュースが流れたので見た方が多いのでは?
アメリカのメジャーリーグのレッドソックスが全米優勝に王手をかけた
試合終了後と優勝決定時のインタビューの場面を思い出してください。

エキサイティング! グッド! クレイジー!
これは上原投手の7歳息子さんの見事なインタビュー・アンサー。ショート・アンサーがすばらしい。
決めていましたねぇ~。あっぱれ~!!というほかないのだぁ~!!
しかも平素の生活基盤は日本であると。英語を学んでいるのだろうけど、びくともしていない。
声力もあってね。あれはすごい発信力があったと思いませんか?
好感度を上げ、印象度を上げるものでした。
女性インタビュアーに対して瞬時に発した単語の適格性。
ほとんど感性の世界のアンサー。(通訳なしで即アンサーなんだよ~ウゥ~ムム)

語学の力ということで 一つ思い出すことがあるのですが、
私がリタイアした直後に、オーストラリアにホームステイした時のこと。
家族は60歳ご夫婦2人暮し。息子さん2人と娘さん1人はそれぞれ結婚して独立しており
穏やかで和やかなビッグボリューム感のあるご夫婦でした。(ほ~すごいなぁ…!?)
子供さん家族は車で10~30分内に居住され、程よい距離感を保ちあっていましたね。

ある日のこと、二人姉妹のお孫さんがいる長男氏宅に連れて行っていただいた時のこと、
ホームパーティーのメインディッシュは蒸し肉野菜にお手製のソースかけ(グッドテイスト)と
祖父母さんたち手作りの鍋物(?)も加わって、テーブルはすごいボリューム。
果物・ケーキ・コーヒーのデザートが続いた後、
姉妹たちのサプライズ・プロデュース!が待っていた。
姉妹は私たち大人を居間に呼び入れたのですが、
二人はミカン箱のような長四角箱を舞台にして立っていて、
何をするのかしら?と思いきや、
「只今よりこの一週間に私たちが体験したストーリーをご紹介します。
最後まで聞いて笑ってください」と言って始まったのだ。

長女は、1週間それぞれの日を追いながら、オリジナルにハプニングストーリー仕立て。
私には詳細な物語は分からなかったけど、大人っぽい仕草が印象的で
祖父母が私に耳打ちしてくれる英語解説でかろうじて
笑いの中に入り込むことができた次第。(情けな~い!)
次女は、身振り手振りの可愛いジェスチャーで、抑揚の効いた話しぶりで、
一週間のある一日を物語ってくれました。
英語が読み取れない私にもついていけたのが驚き、笑い時に笑えて楽しく過ごしました。

何が言いたいのかというと、この姉妹たちがきちんと母国語で大人たちを相手に、
自分ストーリーを披露し「私」の存在をアピールしているのだ。
ディベート的に競りあうのではなく、自己の存在を家族・お客さまに向かって
楽しくアピール(主張)しており、まったくもって、参ったぁ…まさに語学の力で決めているのです!

私の言う語学の力とは、二人はきちんと語るべき内容を持っており、
分かり合いたいという情熱とおもてなしの心意気、
そして見知らぬ日本からの客人に対して、
異なる文化性と10代の価値観を共有する世界にいざない、
面白がる親しさの表現をしてくれたのです。
イェ~イ!エキサイティング! 思わず二人を抱きしめてしまったことです。

語学力を養うために小学生時より英語必須科目もよいけれど、
それだけでグローバルの芽が育つわけではない。
母国語においてどのような文化性や多様な価値観を育て表現していくのか、
多様化への許容性を高め、楽しめる緻密な教育であってほしいと願うのです。

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