月別アーカイブ: 2012年10月

ペコロスは小玉ねぎの愛称

『ペコロスの母に会いに行く』

このマンガ本が実に泣けて笑えて切なく、
身近に響く漫画だから是非一度読むべしと。

既にリタイアして久しい真面目女史からの熱心な勧めに、
早速、最寄の本屋に出向いた。…Zzzz~…!!
「売り切れてお取り寄せしないとありませんがどういたしましょう?」の声に
「ありがとう」と手を振って店を出て、運動がてら軽快な歩きを心がけて大型書店へ・・・。

入り口に用意されているPCで在庫状況を調べたら「現在15冊在庫あり」。
書庫場所は、大きな店内の医学書関連の壁側書棚、と表示してあり、
大きな店内を目通りさせて目的の場所付近に直行。

ところが、付近までくると灯台下暗しっていうのか、
「医学書関連の何処を探せばいいのよォ?」と急にショボケてしまい、
近くで仕事していた女店員さんに助けを請うて仕入れた次第。


まあぁ!
最初からはまりましたねえ。
(4コマ漫画のセンスってのか、ユーモアの粋ってのか・・・)


ところで「ペコロス」って何?何故?
余談を追加するならば、ペコロスとは小玉ねぎ、プチオニオンのことで、
3~4cmほどの大きさで、料理のシチューや
ポトフジャーマンポテトを思い出すと誰もが「あぁ~」と解るもの。
ただ、それをペコロスというのは如何にや?
名称は、日本独特のもので由来は不明らしい。

本題に戻って、「ペコロス」って誰のこと?
それは作者自身がつけた愛称とのこと。
慈愛に満ちた愛称だよね。(ペコロスではなく大玉ねぎ頭に思うのだけれど)
愛すべき優しい我が息子の感触は、可愛い小玉ねぎ=ペコロスのハゲ頭。

緩やかに進む認知症の母親へのまなざしが、
人の生業の巡りというか輪廻性というか、
母の記憶の行き先がこの世にいない人々への交わりであり、
限りなく慎ましやかに夫と娘への思い。
私たちが忘れかけていた記憶を呼び覚ましてくれ、
人間回復へと導かれるような、
ゆったりとほっこりと沁み入る可笑しさを味わうのです。

認知症の母は、可愛い幸せの持ち主であり、その持ち主に、
「ボケるとも 悪か事ばかりじゃなかかもしれん」と言わせている作者の
イマジネーションとユ-モアが「これもまた確かな介護の形」として
認知させてくれるのです。

お勧めです。

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秋からの贈り物

マキ(槙)の木は、母の好きな木でした。
なぜこんな地味な木が好きなんだろうと
子供心に不思議な不気味さを感じていたものです。

我が家の常緑針葉高木の樹はイヌマキ(犬槙)。
ほんとに背が高く上のほうに枝葉が茂り常緑とはいえ深緑色。
緑っぽい実が秋半ば過ぎから赤らみ、
きれいな朱色に変わりながら暗紫色に色づいていくのですが、
まさかその実が食べられるなんて…??

私はこの世に生まれて60数年も、全く知りませんでした。
~皆さんは、ご存知でしたか?~

イヌマキ → http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%8C%E3%83%9E%E3%82%AD

母は槙の実を食べようとはしなかったし、2~3年に一度は高野山参りをしては、
高野槙を持ち帰るなどしてましたから、
私は「槙」とは仏様にお供えするものと認識して不気味だったのです。
赤い実が美味しそうだという関心に高まることはなかったのです。

ごく最近、槙の実がほのかに甘いグミキャンデーのような食感であるのを知り、
早速服部緑地植物園に行って、園内のボランティアさんに説明方々、
案内をしていただき、イヌ槙の実とご対面させていただきました。

なんと!針葉が出ている裾付近に、可愛い緑色の実がくっ付いていて、
試食とはなりませんでしたが、なんともいとおしい昭和の実に感じ入りました。

秋は、植物の穂が実る時季。稲穂、ススキの穂、吾亦紅、紫式部、萩の花、
何しろ秋の七草に始まる豊かな実りを送ってくれるのです。
ちょっと淀川べりを歩きながら、緑地を散策しながら、どこかの町に足を伸ばしながら、
そこそこにたたずむ草木に優しく目を注いでみれば、
秋からの自然の恵みを感じることができるでしょう。
秋の実りを糧に、きっと脳の働きが蘇ることでしょう。

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